渋沢教会
更新日:2021.5.2

4月25日 御言葉の説教「求ム、神の働き人」

大井 啓太郎牧師
民数記27:15〜17
マタイ9:35〜10:4

 

 主イエス様が、どれほど町や村を回って病気を癒しても、さらに多くの人々が 癒しを求めて来たのです。その様子を見た主は、深く憐れまれたのです。「憐れ んで」というギリシャ語は内臓を意味する言葉がその語源です。まさに「断腸の 思い」を主はされていたのです。このような人々がユダヤ各地におり、神の国は 近づいている。彼らによい知らせを知らせなければならない。主の12使徒の任 命はまさにこのような、緊急性を意識してのことでした。

 では12使徒に任命されたのはどのような人々でしょうか。ペトロとその兄弟 アンデレとヤコブ・ヨハネは片田舎の漁師でした。使徒4:12には、ペトロは ご丁寧にも「無学で、普通の人」と書かれ、ヤコブとヨハネは怒りやすく「雷の 子」とイエス様にあだ名をつけられてしまいました。フィリポは、5千人の給食 の奇跡の時、真っ先に自分たちの持っていたお金から「200デナリオンのパン では足りないでしょう」と反論し、バルトロマイ(ナタナエルと同一人物とされ る)は「ナザレから何か良いものが出るだろうか」とイエス様を疑いました。マ タイは収税人、トマスは現実主義者、若いヤコブに、過激派熱心党のシモン、タ ダイとも呼ばれたユダ、そして裏切り者のユダ。あまりにも普通な、逆にふさわ しくないような人々ばかりでした。この12人はイスラエルの12部族の象徴で あり、12 節「神の平和(シャローム)」を伝える者とされたのです。彼らは普通 の人々でした。普通の人々だからこそ意味があったのです。

 私たちも、弱い弟子たちに自分を見るのです。それでも、主は私たちを召して くださったのです。日本のクリスチャン人口は現在1%に満たないと言います。 日本は「収穫は多いが働き手は少ない」土地です。この時代・地域にあって、神 の国の到来を学ぶ者から伝える者へと、主は私たちを招いておられるのです。そ れは困難を伴う事かも知れません。しかし、私たちの何かではなく、主にのみよ り頼んで信仰の道を歩もう。

 

 

 

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